XVLについて
設計情報をXVLという一貫したデータで全社活用し、3D設計による全体最適を強力に推し進めます

XVL(eXtensible Virtual world description Language)
それは、ラティス・テクノロジーが開発した
世界最高水準の基本性能を実現した、軽量3Dフォーマット
XVLの強み

モノづくりのためのさまざまな情報を、3D形状と結び付けて管理・閲覧・編集できるXVLフォーマット
3D形状データと、モノづくりに必要な「構成・属性データ」を1つのファイルに収めることができるXVLフォーマットは、超軽量なことから企業のネットワークやデータベースで全社的に活用ができます。
- 3D形状
- 属性情報
- 構成情報
XVLの基本構造

「グラフィックプロパティ」「製品構成ツリー」「技術情報」は、主に3D CADのデータをXVLのフォーマットに変換して格納する部分です。形状データは、「製品構成ツリー」部分に含まれることになります。
「工程・分解ツリー」「アニメーション」「干渉・断面情報」には、3D CAD以外のツールで入力される「モノづくりのためのさまざまな情報」が格納されます。(断面情報などには一部、形状データが含まれます)
この構成・属性データは、XML形式で格納されているため、柔軟に情報を追加していくことが可能です。
XVLフォーマットは、「3D CADからの変換データ」と「XML形式の構成・属性データ」、
2つのデータ特性を軽量化された1つのファイルに収め管理できます
共通データプラットフォームとしての[XVL]
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。
現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業指示書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。
3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、組立検証、製造指示書作成、サービスドキュメント作成、メカトロ検証、生産設備検証などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
すでに多くの企業で活用されている[XVL]
XVLを活用する多くの企業で、業務時間の短縮や品質向上、コスト削減などの効果を上げています。また、グローバル生産を行っている企業が海外拠点とやりとりをする際にも、軽量なXVLであれば、海外拠点ともネットワークを通じて3Dデータを簡単に共有することができます。
視覚的に分かりやすい3Dデータを互いに共有できれば、言葉の壁を越えたスムーズなコミュニケーションを図ることができます。
XVLは、製造業の各業務で必要とされるソリューションを提供し、さまざまな分野で活用されています。

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