イベントレポート

XVL Solution World 2006 講演レポート

セミナーでの講演をレポートで公開します

事例紹介

基調講演

The Way to The 3D-Drawing ( 企業全体のプロセスチェーンにおける基幹フォーマットとなる XVL )

MAN トラック・バスグループ
IT・生産技術部門 プロジェクトリーダー

ディーター・ツィーテン 氏

従来から、設計部門、製造部門では 3D を活用していたが、それ以外の部門では自動的に情報を共有することはできなかった。しかし、XVL の採用によって、全社での情報共有が可能となった。

なぜ XVL を採用したのかというと、まず非常にデータ圧縮率が高い事が挙げられる。さらに何よりも重要な点は、こうした大幅な圧縮を実現しながら、 高い精度を保っている事だ。寸法を計測しても正確な値を得ることが出来る。こうした点に非常に感心している。

さらに XVL はこうした性能をベースに他のツール群と合わせ、様々な要素を組合せ、構築できる。こうした理由で、XVL を我々の全プロセスの中でのコミュニケーション手段として導入するに至った。

この XVL は Office や Internet Explorer などによって活用できる。表示には XVL Player が必要なため、当社ではグループ全体の全ての PC に XVL Player をインストールした。

XVL はすでに設計部門においての議論、サプライヤとのやりとり、テクニカルセールスとカスタマーとの間でのやりとりなどで活用している。2D 図面の出図を行う際には、同時に必ず XVL データを合わせて基幹の電子図面情報システムに格納するようにしている。

そして現在は XVL をテクニカルイラストのバックボーンとして使っていくべく、さらなる導入を進めている。今後は、全ての図面を 3D 化していきたい。また、情報システムに格納する 3D データも寸法など含めて、より情報量を充実していきたい。組立ラインも現在 2D 図面を情報として使用しているが、将来的には 3D 化していく予定である。品質部門でも現在は特別な図面を作成しているが、今後は毎回新たに特殊な図面を起こすのではなく、3D データを元に作っていくといった事も進めていこうとしている。

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