イベントレポート

XVL Solution World 2006 講演レポート

セミナーでの講演をレポートで公開します

事例紹介

ユーザー講演

3 次元データを活用したコミュニケーション効率化

株式会社ニコン
精機カンパニー開発本部 開発統括室 主任技師

山本 清隆 氏

私達ニコン精機カンパニーでは、IC を製造する工程で使用される半導体露光装置を開発している。最近の半導体の高速化・高機能化や、製品サイクルの短縮などから、それを製造する機器にも高精度化、開発期間の短縮などが求められている。

これに対する対策の一つとして、3 年ほど前から 3 次元データの活用に取り組んでいる。設計部門については 3 次元設計の推進、後工程でのデータの有効活用にはビューワーを活用して行く事とした。

設計部門と後工程で改革は同時に進まなければならないと認識してはいたが、MUST の道具でないとみんな使わない。初めは後工程での改革の切口がなかなか見つけられずにいた。

ところが、設計での 3D データ活用が浸透するにつれ、DR などのミーティングなどを通じて後工程部門でも認知されるようになり、3D データに対する問い合わせも増えてくるようになってきた。そこでそれに応える形で、ビューデータを公開する取り組みを始めた。

そして、データ量が少ないこと、価格が低い事(ビューワーが無償)、変換が確実に出来る事などのポイントで検討した結果、XVL を選択した。

XVL の活用によって、資料の作成時間の短縮や、作成を開始出来る時期の前倒しが進んでいる。今では、ビューワーとは設計・製造・グループ協力会社・サプライヤーなど繋ぐコミュニケーションパイプであり、実は情報伝達を容易にする MUST な道具であったとのだいう認識をするに至っている。

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