3D から 4D へ XVL で 「 見える化 」 と 「 魅せる化 」 する
新潟原動機株式会社
技術センター プラントエンジニアリンググループ 詳細設計チーム
福岡 和彦 様
イベントレポート
セミナーでの講演をレポートで公開します
事例紹介
新潟原動機株式会社
技術センター プラントエンジニアリンググループ 詳細設計チーム
福岡 和彦 様
現在 3D 化が進む中、設計の現場では 3D CAD の特性・手法に振り回され、肝心な設計手法がなおざりになるなど、さまざまな課題が発生している。
3D で一番大切なことは何だろうか ? それは…あらゆる方向から ” モノ ” を見て考えられることだ。この一番大切な 3D のプロセスを我々は疎かにし始めている。
設計者として初めて 3D を見たときの衝撃と拡張性に対する期待感。純粋な衝撃を受けたあの時にもう一度立ち戻って 3D を見つめ直す。そして設計者以外にも日々の業務で使っている PC で自由に 3D モデルを共有して見られる環境を構築する。そのために、誰でもどこでも簡単に見ることができる XVL を活用する。これを 3D の原点に戻るためのスタートとした。
次にそこからのステップアップとして、時間軸を組み込んだ 「 4D 」 へ進化させた。3D CAD のモデルは重くて動かないが、XVL となって軽量化されたことで新たに時間軸を与えることが可能になった。各工程プロセス ( 時間軸 ) を担当部門以外も全員が見えるようにする取り組みだ。そしてこれを使って動的に見える技術資料造りを進めた。技術資料を 「 作るプロセスで学ぶこと 」 は多い。これが結果 「 見える化 」 「 ナレッジの継承 」 へと繋がるのだ。
XVL を活用する最大のポイントは、従来 3D とまったく無縁だった部門が、いかに 3D を活用するかにある。設計が提供する 3D モデルをまずは無償の XVL Player で見るだけでも、次のステップにつながるアイデアが出てくる。マーケティングでも 「 4D 」 の XVL を活用。これによりカタログプレゼン・製品説明を 「 魅せる化 」 することができた。
社内全体で 3D を有効活用するために必要なことは、日常業務の中でみんなが 「 見える化 」 などへ取り組み、アイデアを考えることだ。そしてそのために一番重要なことは、皆が 「 3D は便利だ 」 と感じることをまずはスタートさせることだ。CAD 選定やデータの 3D 化の論議から抜け、出力した XVL を全社の各部門でどう使うのかを議論することで、3D 化の目的を明確にできる。PLM、PDM のコンテンツとしての見方ではなく、もう一度純粋に 3D を使ってみてはどうだろうか?
以下は日常点検道路詳細図( 目視イメージ )について 点検通路上の各図中ポイント( LOOK-※※ )で目視した範囲での完成イメージを設計段階で示したものです。( 機器や配管の色、詳細形状など実際と異なる場合もあります。 )
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