「PLMconsole」と「XVL」の連携による統合BOMを中核にした
設計と製造の融合を実現
株式会社PLMジャパン
柏木 守孝 様営業本部 第二営業部 部長
イベントレポート
セミナーでの講演をレポートで公開します
事例紹介
株式会社PLMジャパン
柏木 守孝 様営業本部 第二営業部 部長
PLMジャパンはビジネスブレイン太田昭和を親会社に持つ、製造業中心にサービスを提供する目的で設立した。
PLMジャパン単体としては、アルゴグラフィックスからも49%の出資があり、東京と名古屋、大阪を拠点として活動している。事業エリアとしては、設計分野のデータ管理領域を中心に、データの授受・配布管理・プロジェクト管理・環境負荷物質管理システムなどBOMを中核としたソリューションを提供している。PDMパッケージをベースにオリジナルの開発アセットを組み合わせた提案や、業務に完全準拠したPLMシステムをソリューションコアベースに短期開発する提案を行っている。
PLMはERP、SCMと並ぶ重要なテーマである。PLMは現場から起案するケースが多いが、経営層から求められ検討する機会が増えている。お客様が期待するPLM構築の目的は設変コスト削減である。
一般的に製造工程で発生する設変への対応コストは高くなる。課題の80%は設計段階で原因を作っているため、コスト削減を根本解決するには、PLMを利用したフロントローディングの対応が必要である。設計の上流で問題を解決することで、設変コストを最小にすることが可能である。
3DCADの導入によりフロントローディングを実現されているお客様が多くなってきているが、部品表が対応できていないお客様が多い。 設計と生産の仕組みが異なる為、部品表は人が橋渡しすることで対応しており、システムで融合・連携できていないのが現状である。
多くのユーザーは生技・工場で新たにBOM情報を作り上げているため設変が発生した場合、設変の対応に大きなコストをかけている。 利益を生むアプローチの基盤にはBOM情報の管理が必要である。短納期・コストダウン・見積納期強化のため、開発力強化に向けたBOM情報の管理の必要がある。
製品開発力を強化するため、生産においてはERPを導入するお客様が増えている。しかしERPを導入した後の方が大変だという声をよく聞く。ERPにはリアルタイムにBOM情報の投入が必要だが、頻発するマイナー設変のBOM作成時間がボトルネックとなっている。この問題を解決するためには、設計~生産に至る各部門の連携に必要な編集処理を高速に処理する必要がある。
部門間の情報はBOMを基盤に、連携/管理することが重要である。 設計と生産準備を同時に進める。そのためには、設計と生産準備の情報を同じデータベースで管理し、設変情報をタイムリーに共有できる環境が開発力強化には必要だ。 個別受注の場合は、モジュール化の進め方、製品にお客様を紐付管理し、メンテナンス管理する必要がある。
CADデータの管理はCADメーカが開発したPDMパッケージがある。しかし設計部品表、生産部品表などの対応は、標準パッケージでは対応できていない。CADメーカのPDMで部品表管理に対応するには、カスタマイズに大きな費用を必要とする。また機能を実現できているが、スピードが遅い、運用コストが高いなどの問題もある。
PLMジャパンがご提供するPLMconsoleは、この問題に対応するため、BOMを管理する目的で製品をリリースした。中核となるxBOMはあらゆる形のBOMを管理できる。その上で各管理ツールを利用する環境を提供する。PLMconsoleの特長としては、
1.グローバル・多拠点・大規模
2.クイックレスポンス
3.利用者にやさしい操作性
4.ソースコードの提供
5.完全Web対応
6.低価格な導入・維持費
7.段階的導入可能
などである。
ターゲットとしている企業規模は、世界中に工場を展開し設計が分散されている企業である。インフラの第一優先と考えているクリックスポンスとシンプルな操作性を実現した。ソースコードをご提供することで、情報システム部門の内製化も可能である。 価格面ではサーバーサイトライセンスにより、海外・他拠点を含み利用人数に制限なくご利用いただけることも特徴である。またモジュール単位で提供しているため、段階的に導入いただくことも可能である。
適用ケースで多いユーザーは、3DCADを導入しており、CADメーカのPDMを利用してデータ管理、運用しているユーザーである。PLMconsoleはCADから情報を抽出し、設計の部品表(BOM)を構築、生産準備用の部品表(BOM)を新たに構築した後、バリエーション管理を加え生産準備に利用する。
以上のように、PLMconsole はCADメーカのPDMと連携し、設計BOM・生産BOM・ERP等、乱立する製品情報をBOM中心に情報を連携することで、利益を生む情報基盤を構築することが可能なシステムである。 PLMジャパンは150社以上のユーザー実績と様々な業務軸で作り上げたソリューション構築の再構成、PLMシステムを構築、提供している会社である。
XVL 3次元ものづくり支援セミナー2011
講演レポート
“ビジュアル”な BOM でものづくりを変える
株式会社図研
プリサイト事業部 常務取締役 事業部長 上野 泰生 様
海外工場における XVL の活用
常石造船株式会社
設計本部 執行役員 設計本部副本部長 芦田 琢磨 様
車両開発・生産・製造準備における 3D デジタルエンジニアリングの活用 < 品質向上を軸とした日本のものづくりの再生 >
トヨタ自動車株式会社
元町工場 総組立部 部長(元 車両品質生技部 部長) 佐野 和広 様
「PLMconsole」と「XVL」の連携による統合 BOM を中核にした設計と製造の融合を実現
株式会社PLMジャパン
営業本部 第二営業部 部長 柏木 守孝 様
3D データ活用によるフロントローディング
株式会社ナナオ
製造部 生産技術課 係長 中村 光宏 様
3D で「造」を「創」に - 超大容量データで現物レス検証し、軽量 3D をグローバル生産に生かす-
ラティス・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 鳥谷 浩志
大容量・設計データ 送受信サービス 新登場
株式会社日立ソリューションズ
営業推進本部 拡販推進部 主任 白土 浩司 様
成型金型工場におけるデジタルエンジニアリングの実践
山形カシオ株式会社
部品事業部 部品技術部 金型技術課 課長 滝口 隆治 様
現場のアイディアが 3D 活用推進する
株式会社アルゴグラフィックス
第5事業部ビジュアライゼーション推進部 部長 大森 英明 様
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