ビューワを見るから使うへ、基盤を支える情報ポータル
株式会社ツバメックス
金型部 主任
荒井 善之 様
イベントレポート
セミナーでの講演をレポートで公開します
事例紹介
株式会社ツバメックス
金型部 主任
荒井 善之 様
ツバメックスは、1982 年に CATIA の初代バージョンを国内でいち早く導入するなど、中堅企業でありながら IT を積極的に活用する先進的な企業として知られる。1998 年には CATIA によるソリッド設計の取り組みを開始し、その後 CATIA 本体のカスタマイズと周辺システムの自社開発により、ソリッド設計の完了と同時に部品表や購買システムといった基幹系システムと自動データ連携し、さらには三面図や鋳物データ、加工属性データといった設計情報も自動生成する先進的なシステムを構築している。
こうした先進的な仕組みは 2001 年ごろにはほぼ完成していたが、同社ではさらに 「 生産性の 10 倍向上 」 という目標を掲げ、フロントローディング設計の導入による短納期の実現を目指すこととなった。そこで、設計情報を広く共有し、後工程でも積極的に活用するための仕組みとして、ビューワのソリューションに白羽の矢が立った。当時の状況を、荒井氏は次のように振り返る。
「 異なるプラットフォーム上にあるさまざまな設計情報を単一のインタフェースで参照できる仕組みとしては、ビューワが最も適していると考えた。そこで 2002 年に XVL の導入にトライし、ラティス・テクノロジーさんのイベントで講演させていただいたが、残念ながらそのときには導入に頓挫してしまった 」(荒井氏)
そこで同社では、XVL に換わって CATIA のビューワ製品を導入し、Web ポータルから各種の基幹データと併せて 3D 設計データを参照する仕組みを作り上げた。しかしこのポータルの活用は、ユーザーの間で思うように広がらなかったという。
「 CATIA のビューワを通じて参照できるデータの種類が不足しており、また動作も非常に重かったため、結果としてほんの一部のユーザーにしか使われなかった。そこで 2007 年から、再び出戻りのような形で XVL の運用を始めた 」(荒井氏)
ソリッド設計が完了した時点で自動的に XVL のデータを生成する仕組みを作り込むとともに、ユーザーがポータルから、金型データの一部として XVL のビューワで 3D 設計データを参照できる仕組みを開発した。その結果、現在では設計チームはもちろんのこと、機械加工の現場や生産技術部門、CAM のチーム、さらには営業部門でも XVL の利用が広く浸透している。
CAD ソフトウェアを直接使うより、はるかに高速にデータを検索・参照できる点が、多くのユーザーに高く評価されているという。また、XVL の利用者が増えていくに従い、機械加工スタッフから設計チームに寄せられる問い合わせの数が 3 分の 1 以下にまで減ったという統計結果も出ている。
現在ツバメックスでは、XVL のさらなる活用に向けて幾つかの取り組みを行っている。アルゴグラフィックスの CAM ソフトウェア 「 iBlue CLIKS 」 と XVL の連携や、SDK キットを活用したビューワのカスタマイズ、さらには iPad 用の XVL ビューワ( iXVL Publisher )を使い、現場で設計データを iPad で参照する試みにも取り組んでいる。
「 現在弊社では、『 生産性の 10 倍向上 』 という当初目標を半分ほど達成できつつあるが、短納期をひたすらに目指した弊害として、設計変更や検図で新たな課題も発生しつつある。 こうした課題を解決する上でも、XVL が役に立つのではないかと考えており、現在その活用法を模索しているところだ 」(荒井氏)
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