お客様とアルゴで一緒に考える3D活用
- 3D活用=業務改革 -
株式会社アルゴグラフィックス
細谷 涼子 様
SI事業本部 ニュービジネス推進事業部 ソリューション推進部
イベントレポート
セミナーでの講演をレポートで公開します
事例紹介
株式会社アルゴグラフィックス
細谷 涼子 様
SI事業本部 ニュービジネス推進事業部 ソリューション推進部
株式会社アルゴグラフィックス(以下、アルゴ)は、XVL、CATIAを中心とした『PLM分野』、解析など大規模演算処理用の『HPC』、システム連携に必要なネットワーク、ハードウェア構築の『サーバソリューション分野』、ソフトウェア開発や業務支援などサービスを提供する『サービスビジネス』の4事業を軸に付加価値を創造するテクニカル・ソリューション・プロバイダーとしてビジネスを展開している。
近年、情報システム部門や開発部門を中心に3Dデータの活用が進んでいると聞くが、その実態はどうであろうか?設計部門では3次元CADの導入が進み3Dデータも蓄積され、デザインレビューや解析、資料作成など実務において3Dデータの利用が広がっているが、設計部門以外では3Dは提供されるものの、『ただ見ているだけ』『画像切り貼り』など限定的な活用に留まっている。
このような現状において、アルゴとしてはものづくりの意図・意思、さらに部品表の情報を付加した3Dデータを配布することで、様々な業務において有効的に活用できるものと考えている。業務上、どのような情報が必要なのか?最適な「伝える方法」は何か?「道具主導」ではなく「業務主導」という観点で提案を行っている。
アルゴではXVL立ち上げ支援において、ただ機能の説明だけではなく、お客様の業務を意識した『サポート』『教育』のご提供、業務におけるXVL活用の課題を解決するべく『業務支援』のサービスを行っている。 以下、アルゴが導入サポートを行った数多くのユーザ様から大きな効果を上げている活用事例を紹介する。
【背景/課題】
10年ほど前XVLを導入していたがほとんど使われることなく、すでに保有していた他社ビューワーにて帳票を作成する状況にあったが、帳票の現場展開において非常に時間がかかっていた。他社ビューワーでは、Excelに手入力する運用だったため、手間がかかり、入力ミスの発生も多発、設計変更時においては、帳票をはじめから作成し直すなど課題が多かった。
【解決方針】
そこで最初に2009年に図面管理や電子承認など電子化を行い、またタッチパネルディスプレイを導入、また他社ビューワーから帳票(Excel)を作成する工数は変わっていなかったため、XVL活用検討を提案した。XVLの工程ツリーに組立順序の定義を行い、コメントやバルーン情報を含めた分解図を作成、帳票で必要な情報をXVLファイルに付加するようにし、ボタン一つで帳票を作成できるようにシステム化を行った。
【効果】
XVLに、ものづくりで必要となる重要な情報が含まれるため、それらを活用した帳票作成工数において75%削減することに成功した。また設計変更があった場合でもXVL Studio Standardが持つ設計変更反映機能を使うことで大幅な工数削減につながった。さらに組み付け手順が把握できるアニメーションの作成も行い、日本向け、海外向けの帳票が瞬時にできるようになった。
【グローバル展開】
現在ではExcelによる帳票作成を止め、株式会社日立ハイテクソリューションズの『XVL Assembly-Work Manager』(以下AWM)を活用している。このAWMの画面構成は、3D領域(3Dモデル)と工程リストが同時に表示され、各作業項目をクリックすると作業に関連したアニメーションが繰り返し再生される仕組みを利用できる。また作業工程を中心に、3Dモデル、コメント、画像、音声などを利用することができるため、分かかりやすい帳票の作成が実現できる。さらに、品質チェック情報に関してもデジタル化を行い、品質チェック情報の二次活用も可能とすることで、新規作成/設計変更いずれも大幅な工数削減、工程を基準にデジタル化することができ品質情報の収集も実現できた。 今後、プロセス管理に紐づいた成果物管理を進める方針である。
【背景/課題】
3DCADの活用が増えてくる中、反面、設計者の業務負担が増してきている。B社では3DCAD上の公差情報記入に関するルールがなく、属性情報や寸法など入力されていないケースも多い状況にあった。一方、図面に求められる点としては、2D図面と変わらないルールに沿い、加工情報、表題欄の記入、断面図の作成など工数が増大し、記入ミスなども起こっていた。そこで2D図面作成を含めた設計業務全般を洗い出し業務改善の検討を行ったところ、穴情報と断面作成工数が全体の50%を超えている中、実は穴情報などあまり活用されていない実態であることが分かった。
【解決方針】
そこでアルゴとして、『穴情報の入力作業について3Dデータを活用して省力化できないか』、『設計者の穴作画工数を削減できないか』、『断面図の事前準備をすること事で作成工数削減=穴形状の標準化』を主軸に提案を行った。その際中心的な役割をはたしたのがLattice3D Reporterである。モデルとリストが連動するハイライト機能や断面図を活用し必要な形状を瞬時に確認できる機能を使うことで飛躍的な業務の効率を目指す提案内容を行った。
【効果】
CADデータと帳票に必要な穴情報など抽出しXVL帳票作成プログラム通じて、アウトプットするかたちで現場に展開することで、XVLファイルに必要な情報がすべて保存されているため、帳票作成業務をすべて中国企業に委託できるようになった。そのため帳票作成業務自体が無くなる業務改善が実現できた。
【背景/課題】
XVLの工場展開など帳票作成の自動化が進んでいたが、紙に出力し手書きされてしまうことや、Excelから印刷された帳票類に上書きするなど、ものづくりに必要な情報を管理することができないという課題に直面していた。
【解決方針】
そこで、編集はXVL Studioシリーズ、参照は3D ビューワ―を活用するルールを設けることにした。 さらに3D ビューワーを展開するにあたり、ペーパレス、3D帳票の判読しやすさ、パート属性情報が容易に取り出せること、3D画面上からは修正されないこと、検証確認時に1つのExcelを確認するだけでよく帳票の言語変換できるなど、アルゴにて要望をまとめながら検討を重ねた。
【効果】
必要な情報を集約し各部門の業務に応じた情報を簡単に確認できる環境を整えることを考え、設計者向け、製造担当者向けそれぞれのビューワーを開発。利用用途に応じて必要な情報を素早く確認できる環境にすることで、情報の一元管理が実現し業務改善をはかることができた。
アルゴでは、はじめにXVLにて工程検討や作業指示を簡単に作成すること、次のステップとして、帳票を他部門など有効に活用したいご要望から専用ビューワー、グローバル作業指示書の効率化に関したご提案を行っている。さらに後工程において3Dデータを活用する要望に応えるべく、製造ポータルやXVLとM-BOM連携などシステム提案も行っている。 アルゴでは主役はお客様と考え、道具主体にシステム化をするのではなく、業務を中心としたシステム化提案を行っている。
アルゴでは主役はお客様と考え、道具主体にシステム化をするのではなく、業務を中心としたシステム化提案を行っている。
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SI事業本部 ニュービジネス推進事業部 ソリューション推進部 細谷 涼子 様
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