VR 環境を用いた適切な XVL 等 3D データ活用による双方向情報共有と意思疎通ツール 『 iQ3 』 のご紹介
iQ3Connect Inc.
Founder & CRO
Mr. Michael Bloor
ミルトス株式会社
ITエンジニアリング担当
新田 栄二 様
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iQ3Connect Inc.
Founder & CRO
Mr. Michael Bloor
ミルトス株式会社
ITエンジニアリング担当
新田 栄二 様
2018年5月11日(金)東京、8月3日(金)名古屋で開催された 「 XVL 3次元ものづくりセミナー2018 」 パートナー講演では、米 iQ3Connect 社が開発する最先端の VR ソリューション 「 iQ3Connect コラボレーションプラットフォーム 」 に関する紹介が行われた。
冒頭で登壇した、iQ3Connect 社共同創設者の Michael Bloor 氏は、同社が掲げるソリューションのビジョンについて次のように述べる。
「 現代のもの作り企業が取り扱う製品は、構造が極めて複雑化しており、関係者間で情報をやりとりしようと思っても立場によって着眼点が異なるため、なかなか正確な意思疎通がとりにくい。iQ3Connect は VR 技術を活用することでこうしたコミュニケーションやコラボレーションの齟齬を回避し、より正確な意思決定を素早く下せるようにする 」( Michael Bloor 氏 )
iQ3Connect 社の製品は、現在日本国内においてはミルトス株式会社によって提供されている。Bloor 氏に続いて登壇した同社 代表取締役 妹尾陽三氏は、iQ3Connect 社の製品を日本に紹介するに至った背景について次のように説明する。
「 弊社ではこれまで欧米の優れたソリューションを日本にいち早く紹介してきたが、特にマサチューセッツ工科大学( MIT )との太いパイプを生かして常に最新の情報を得てきた。iQ3Connect も、もともとは MIT で研究されていた技術を基に製品を開発しており、これまでの VR ソリューションとは異なり、極めて使い勝手に優れる点が特徴。過去の経験から、こういう特徴を備えた製品は広く受け入れられると考えている 」(妹尾氏)
続いて登壇したミルトス株式会社 ITエンジニアリング担当 新田 栄二 様より、iQ3Connect 製品についての詳しい解説が行われた。同氏はまず初めに、かつてボーイング 787 の運航が開始された直後に、バッテリートラブルにより事故を起こした事例を引き、製造業における VR の最新の活用事例を紹介した。
「 ボーイングはトラブルの調査とその対応に当たる際、遠隔地に散らばったさまざまな部門の間で迅速に情報を共有するために、VR のデータを遠隔地間で共有しながらディスカッションを進めるという方式をとった。これによってボーイングは、トラブルの調査と修正にかかわる製品情報を、直観的なVRを使って素早く正確に社内の各部門間で共有し、結果として迅速な対応をとることができた 」(新田氏)
ここでキーポイントになるのが、VR 情報を 「 遠隔地同士で 」 共有するという点。従来、遠隔地間でもの作りに関するデータを共有しながらディスカッションを進める方法としては、Web 会議があった。遠隔地同士で、3D CAD や XVL などの 3D モデルを共有しながら、Web 会議でディカッションを進めるというやり方だ。
ただしこの方法では、3D データといっても表現形式としては 2 次元の平面であり、モノの立体感などの感覚を共有するのは難しい。そこで iQ3Connect コラボレーションプラットフォームは、Web 会議の参加者が互いに VR デバイスを使い、VR 空間内で情報を共有することによって、現実の問題点を参加者間でより直観的かつ正確に共有できるようにし、迅速に意思決定を下せるようにした。
こうしたソリューションを実現することで、これまでいちいち遠隔地に出張し、現物を直接見た上で判断を下していたケースでも、わずか数十分間の Web 会議で状況が確認できるようになり、意思決定のスピードが向上するとともに、移動にかかる時間やコストも削減できるようになる。
また iQ3Connect コラボレーションプラットフォームは、そのソリューションの先進性に反して、極めて簡単に利用できる点が大きな特徴だ。3D CAD のデータをサーバにドラッグ&ドロップでアップロードするだけで、自動的に VR で共有可能となる。
さらに現在、同製品と XVL との連携ソリューションの開発も着々と進んでいるという。
「 XVL を使った各部門内での細かな情報の確認、検証、レビューなどは既に実現されているが、その結果を部門内だけでなくて、iQ3Connect コラボレーションプラットフォームを使って双方向の Web 会議上で上で他の部門とも共有できるようになれば、XVL が掲げるコンセプト 『 CAD+1 』 を 『 CAD+1 More 』 へと進化させられるのではないかと考えている 」(新田氏)
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