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プレスリリース
ラティス、XVL製品群に関し、株式会社トヨタコミュニケーションシステム、株式会社トヨタケーラムとの販売提携を締結、トヨタグループ向けの販売を強化
2001年4月9日
ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区 社長:鳥谷浩志 以下ラティス社)は株式会社トヨタコミュニケーションシステム(本社:名古屋市 社長:田辺和夫様 以下TCS社)、株式会社トヨタケーラム(本社:名古屋市 社長:新木廣海様 以下TCI社)の2社と、このほど販売提携の契約を締結しました。
提携の内容は、ラティス社が開発・提唱する「インターネット環境で稼動する超軽量3次元表現 XVL※1 に関する製品群」をTCS社およびTCI社が販売するというもので、製品は、製造業の3次元CADデータを軽量化する XVL Converter※2 、軽量化されたXVLデータを表示・編集するための XVL Composer※3 、XVLにアニメーションを定義し、3次元アニメーションのネット配信を可能にする XVL Director※4 などです。CADデータを軽量化することでネットワークを通じてデータを共有し、設計・製造部門に限らず営業・サポート部門も含めた全社的なコラボレーションの推進による3次元デジタルエンジニアリングを実現し、新商品開発のリードタイム短縮を図ります。
なおTCS社は、トヨタグループのユーザニーズをとりまとめラティス社とこれらXVL製品群に反映させると共に、トヨタグループに販売、TCI社は、同社製品のユーザであるトヨタグループをはじめとする自動車、電機、機械といった製造業の幅広いユーザに販売していきます。
XVL製品群は、ラティス社とTCS社により、豊田合成株式会社や株式会社豊田自動織機製作所などのトヨタグループ数社、および立松モールド工業株式会社においてβ版が試行されるなど、各社からの要望に基づき製品の完成度を高めてきました。このため、すでにトヨタグループ内での活用が始まっており、ラティス社は、これら各社でXVLを利用した事例を構築、この成功事例を横展開することで、TCS社、TCI社とともに幅広くトヨタグループへのXVL製品群の普及を進める考えでおります。
※ ラティス・テクノロジーのパートナー情報はこちらのページでご確認いただけます。
各社概要
ラティス・テクノロジー株式会社
ネット上で3次元グラフィックスソリューションを提供するため、1997年10月 慶応大学の千代倉弘明教授(現ラティス社会長)らが中心となって設立したソフトウエアベンチャー企業。トヨタ自動車(株)の出資も得て、「XVL」技術の研究開発、製品化、標準化に注力している。CADやCGデータをXVLに変換・編集してネット配信可能にするネット指向の各種XVL製品群の開発提供、既存のあらゆる3次元データを軽量化するラティスカーネルのソフトウェアコンポーネント販売を行っている。
※ラティス・テクノロジーの最新の会社情報はこちらからご確認いただけます。
株式会社トヨタコミュニケーションシステム
トヨタ自動車株式会社の100%出資の情報子会社。株式会社トヨタシステムインターナショナル、および株式会社トヨタシステムリサーチ、株式会社トヨタソフトエンジニアリングが、2001年4月に合併して発足。トヨタ自動車からの各種情報システムの受託開発が中心であるが、CAD/CAM,CAE関係のアプリケーションの販売も行なっている。
株式会社トヨタケーラム
CaelumTMシリーズ、thinkdesignTMといったCAD/CAMの開発・販売を通じ、トヨタグループ各社、およびその取引先ばかりでなく電機・機械といった幅広いユーザに対し、デジタルエンジニアリング・ソリューションを提供する。コラボレーション、インターオペラビリティといった、現在 設計・製造の現場で最も求められるソリューションに強い。
用語説明
・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
お問い合わせ先
当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333
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