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ラティス、”3ds max” で超軽量 Web3D データ XVL が入出力可能に

2003年2月7日

ラティス・テクノロジー株式会社はコンピュータグラフィックス(以下 CG)分野で大きな実績を持つオートデスク株式会社ディスクリート以下ディスクリート社)と戦略的業務提携を行います。今回の業務提携によりラティス社は、ディスクリート社のアニメーションソフトウェア 「 3ds max 」 にて、超軽量 Web3D データ 「 XVL 」 の入出力を可能にするプラグインソフトウェア 「 XVL-3ds max Converter 」(以下、本製品)を 2月上旬に発売致します。ラティス社では、全世界で 20 万人もの登録ユーザーを持つ 「 3ds max 」からの XVL 出力を提供することで、 CG 分野での 「 XVL 」の普及を加速することを狙っています。一方、ディスクリート社は、 XVL を経由して製造や建築業界で利用されている CAD の 3D データを 「 3ds max 」 に取り込むことが可能になり、エンジニアリング分野の市場開拓が可能になります。

すでに多くの製造業では、設計部門で作成した 3DCAD データを 「 XVL 」 変換し、全社で多重活用することで生産プロセスの改革を進めています。たとえば、迅速な生産立ち上げや品質向上を目指し、 「 XVL 」 を利用した電子 3D 作業指示書が急速に普及しています。本製品により、 XVL を 「 3ds max 」 に取り込み、アニメーションを設定、 XVL 出力することで、 3D アニメーションの Web 配信が可能になります。従来手間のかかった、 3D ドキュメントのアニメーション作成を 「 3ds max 」の操作性の良さで格段に改善することができます。データは CAD データをそのまま利用できるので、モデリングする手間もなくなります。 CAD データを利用して、「 3ds max 」 でリアルな画像を生成すれば、コンセプトデザインの段階で、デザイナーと設計者、営業担当者間で早期に商品性の検証を行うことも可能になります。

ほとんどの建築 CAD にも XVL 入出力機能がサポートされています。建築業では高品位な CG 画像や建物内のウォークスルーの再現が必要です。本製品により、「 3ds max 」 に建築物を表現した XVL データを取り込むことで、高品位のラジオシティレンダリングやウォークスルーアニメーションを定義することができます。結果は映像化することも、 XVL 出力し、 Web 配信することも可能なので、建築分野における 3D データ普及に拍車をかけることが可能になります。

これまで、「 3ds max 」 はリアルな CG 映像の制作に用いられてきましたが、このデータも XVL 化することで Web3D コンテンツとしてネット配信できます。市場に蓄積された膨大な 「 3ds max 」 のデータを本製品で XVL 化するだけで、ネット配信が可能になります。 XVL Studio 等の XVL 編集ソフトウェアを利用すれば、これらデータにコメントを加えたり、ハイパーリンクを定義することもできます。

ラティス社とディスクリート社は本製品のリリースを皮切りに、新たな 3D 市場の開拓に向けて関係を強化、共同マーケティングを行っていく方針です。「XVL-3ds max Converter」の販売は、ラティス社販売パートナーである株式会社大塚商会や住商エレクトロニクス等を通じて 2月上旬より出荷を開始致します。

※ 「 XVL-3ds max Converter 」 の製品情報はこちらのページでご確認いただけます。


用語説明

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