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ラティス、Dassault Systemesが業務提携、PLM市場向けに3D XML技術を提供
2004年7月9日
2004年 7月 8日(パリ(フランス)、東京(日本)で発表)、ラティス・テクノロジー株式会社は Dassault Systemes (NASDAQ: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)と 2004年 7月 8日、戦略的かつ長期的パートナーシップを締結したことを発表しました。この提携は、Dassault Systemes がラティス・テクノロジーの XVL の軽量化技術とノウハウを活用、Dassault Systemes の PLM (プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューション群上で、普及を目指した 3D XML (Extensible Markup Language)オープンフォーマットを確立していくことを目的としています。
今回の提携により、ラティス・テクノロジーは CAA V5 ソフトウエア・コミュニティ・プログラム(SCP)ゴールド・パートナーとなり、また、Dassault SystemesへXVLのコア技術をライセンスします。ラティス・テクノロジーは、さらに、技術者・非技術者を対象とした次世代テクニカル・ドキュメント作成アプリケーション群を開発および販売していきます。これらソリューション群は、新オープンフォーマットによりさらに強力になったDassault SystemesのCAA V5(Component Application Architecture Version 5)をベースとしています。ユーザーはラティス・テクノロジーのアプリケーションを活用して、3Dの取扱説明書、パーツリスト、マーケティング資料、組み立て指示書、その他部品データベースなどの作成ができるようになります。
ラティス・テクノロジーの軽量化技術により、ユーザーは3Dインタラクティブ・ツールを活用し、3Dデータや、3Dイメージ、構成データ、テキストやグラフィックデータを単一ドキュメント上に統合し、インタラクティブな3D Webページやオフィス・ドキュメントを作成することができるようになります。これらアプリケーションを、SMARTEAMやENOVIAのデータベースへの接続させることもできるほか、単独で利用することも可能です。
3D XML for PLMを活用しユーザーは、XMLベースのフォーマット上で、V5の3Dデータの生成、共有が迅速かつ簡単にできるようになります。ラティス・テクノロジーの誇る、高度な3Dデータ軽量化技術とDassault Systemesの広範に渡るコラボレーティブ・ソリューション群により、生の3D情報のデータ変換フォーマットが実現されます。 Dassault Systemesは、CATIA、DELMIA、ENOVIA、SMARTEAM、SolidWorksそしてSpatialを含む全てのPLMソリューション群において3D XMLフォーマットを採用していきます。CAA V5とSolidWorksのソフトウエア・パートナーはまた、この画期的なテクノロジーを活用していくことが可能になります。Dassault Systemesは、この「Collaborative, Open 3D Standard for PLM」をまずバージョン5リリース14(V5R14)をベースに投入する予定ですが、その後のリリースにおいて、その他のDassault Systemesグループ製品群にも拡張していきます。
トヨタ自動車株式会社の常務役員である天野吉和氏は、「Dassault Systemesがラティス・テクノロジーと提携したことにより、パワフルな3Dデータ交換標準が確立されることになるだろう。トヨタ自動車、サプライヤー、パートナー、そして顧客企業とのコラボレーションを支援するV5の進化を強力に支持している。」と述べています。
Dassault Systemes のStrategy, R&D, executive vice presidentであるDominique Florackは、「ラティス・テクノロジーとのパートナーシップは、イノベーション、チームワーク、そして優れた技術に対する我々のコミットメントを示すものだ。3D XML for PLMにより全てのDassault Systemesソリューションのユーザーは、グローバル、オープン、コラボレーティブ・3D環境を構築し、複雑な3Dデータの迅速な共有することが可能になる。」と述べています。
ラティス・テクノロジーの代表取締役社長である鳥谷浩志氏は、「PLM関連業務、特に、テクニカル・ドキュメント分野において、超軽量な3D表現手法は非常に大きな意義をもっている。この分野での我々の製品群と豊富な経験に、Dassault Systemesの画期的なV5インフラを融合すれば、顧客に対して最適なソリューションを提供できる」と述べています。
会社情報
ラティス・テクノロジー株式会社について
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために 1997年10月、慶応義塾大学 環境情報学部の千代倉弘明教授(現会長)らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。XVL(R)技術の研究開発と標準化、 CAD や CG データを XVL に変換し、これを編集してネット配信可能にする XVL 製品群を開発提供しています。XVLを最適処理するネット指向 3D コンポーネントソフト、XVL カーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。XVLソリューションは自動車及び家電業界を中心に2000社以上に導入されています。
※ラティス・テクノロジーの最新の会社情報はこちらからご確認いただけます。
Dassault Systemesについて
Dassault Systemesグループは、PLM (プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューションにおけるワールド・リーダーとして、80カ国、70,000以上のお客様にそのバリューを提供しています。1981年から3Dソフトウエア市場におけるパイオニアであるDassault Systemesは、業界プロセスを支援するPLMアプリケーション・ソフトウエアおよびサービスを開発・販売し、コンセプト設計からメンテナンスに至る全製品ライフサイクルにおける3Dビジョンを提供します。提供内容には、製品開発に向けたPLM統合ソリューション(CATIA(R), DELMIA(R), ENOVIA[TM], SMARTEAM(R))、日常的な3Dソリューション(SolidWorks(R))、そしてSpatial Corp. の3Dコンポーネント(ACIS(R))が含まれます。Dassault SystemesはNasdaq (DASTY)およびEuronext Paris (#13065, DSY, PA)証券取引所に上場しています。
※For more information, visit http://www.3ds.com
Dassault Systemes Press Contact:
Anthony Marechal
+33 1 55 49 84 21
anthony_marechal@ds-fr.com
オリジナル・ソフトウエア・ディベロッパー(OSD)について
Dassault SystemesのOSDパートナーシッププログラムは、Dassault Systemesと業界をリードするソフトウエア・ディベロッパーとの長期的な相乗効果を見込み、密接な開発リレーションシップを創造します。OSDパートナーは、Dassault Systemes R&D組織の外部R&D部隊として機能し、Dassault Systemes製品と完全に統合する技術とサポートを提供します。オープンCAA V5 (コンポーネント・アプリケーション・アーキテクチャ)は、複数のエンタープライズ環境におけるソリューションの拡張および統合を実現します。
CAA V5 Software Community Programについて
CAA V5(Component Application Architecture)は、Dassault SystemesのPLMにおけるオープン・ミドルウェアおよび開発環境です。CAA V5 Software Community Programは、CATIA、ENOVIA、DELMIA V5に完全統合されたCAA V5-basedのアプリケーションの開発、販売、サポートを行いたいと考えているISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)のためのプログラムです。このコラボレーションの結果、Dassault SystemesのPLMソリューションは、プロダクトライフサイクルレンジの全範囲を網羅するまでに拡張され、お客様相互がそれぞれの業界のニーズに対応するより大きな製品群を活用することが可能になりました。SpatialはCAA V5のマーケティング、セールス、そしてサポート/サービスの主要チャネルです。
※Information about CAA V5 is available at http://www.caav5.com
用語説明
・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
お問い合わせ先
当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333
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