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ラティス、3次元データ軽量化技術 XVL で世界最高水準の基本性能を実現
2006年1月26日
2006年1月26日、ラティス・テクノロジー株式会社(以下ラティス社)は、3次元データ軽量化技術XVLを大幅に拡張し、これを組み込んだXVL StudioシリーズVer.5.0aの基本性能が、世界最高水準(※注1)に達したことを発表しました。この新XVL技術を搭載したXVL StudioシリーズVer.5.0aが、2006年2月に全世界向けに発売が開始されることで、全てのXVL製品のユーザーが、この新XVL技術を利用することができるようになりました。
3Dデータを閲覧する3Dビューワで重要となる基本性能として、データの軽量性、高速な表示、省メモリ性の3点があげられます。XVL StudioシリーズVer.5.0aで実装した新XVL技術は、この3点で世界最高レベルの性能を提供しています。
従来のXVL StudioシリーズVer4.0に標準搭載されていた旧バージョンに比較し、新XVL技術ではファイルサイズを約70%軽量化し、これまでの30%程度のファイルサイズで表現が可能になりました(※注2)。この結果、1/100の精度を保った状態のビューワデータにおいて、顕著な軽量性を実現しました。
通常、設計データの検証作業では、ファイルを読み込んだ後、頻繁にモデルの視点を変えて検証を行うため、3D表示が軽快であることが重要です。新XVL技術により、モデルの視点操作反応時間(ビューイング時間)を従来に比較し、約20%削減しました。特に大規模なデータを用いての設計データの確認作業で効果を発揮します。
また、新XVL技術では、独自の手法で、形状表示時の消費メモリを従来の消費量より約20%抑えることに成功しました。その結果、さらに大規模なデータの取り扱いが可能になり、デザインレビューやイラスト作成などでのパフォーマンスが向上しました。
このように、新XVL技術を組み込んだXVL製品群は、独自の手法とプログラムの最適化により、圧倒的な基本性能の高さを実現しました。これにより、さらに大規模なデータを用いた設計データの検証作業が可能になりました。さらに、実際の検証作業で、操作が迅速に行えるため、製造業一般、特に自動車、重工業、大型機械などの大規模アセンブリを取り扱う業種において、大幅に作業性が改善されます。
今後、CADが64bit化されつつある状況下、3Dデータはさらに大容量化していきます。このような大容量データを一般のパソコン上であっても扱うことができる新XVL技術は、後工程での3Dデータ利用を強力に促進します。
注1:2006年1月現在の情報です。
注2:XVL Studio Ver.4.0bと今回、グローバルリリースを行った XVL Studio Ver.5.0a にて測定した結果に基づく情報です。
※ 「 XVL Studio 」 の最新情報はこちらからご確認いただけます。
用語説明
・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
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