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ラティス、3次世代の3D 軽量化技術U-XVL を発表
2009年2月17日
2009年2月17日、ラティス・テクノロジー株式会社 (以下ラティス)は、同社の保有するXVL技術を刷新し、次世代3D軽量化技術、U-XVL(Unified XVL)の開発に成功したことを発表しました。3Dデータを扱うための基本性能である軽量性や表示性能を格段に向上させ、製造業における大規模な設計3Dデータを迅速に遠隔地へ転送し、高速に表示させることを可能にします。
今回開発に成功したU-XVL技術は、3D CADデータを、従来のV-XVL(Visual XVL)技術と比較すると、さらに2分の1程度に軽量化することが可能です。また、表示の高速性を維持しながら、巨大データではメモリ消費量も約25~40%程度削減し、低スペックのパソコンでも大規模データの表示が可能になります。さらに、設計現場で普及する米NVIDIA社のデスクトップパソコン向けグラフィックスボード、NVIDIA Quadro FXシリーズ等に対応することで、CADで数ギガバイトの大容量データを従来の2倍以上の速さで回転 ・拡大表示させることができます。
U-XVL技術により、航空機や人口衛星の3Dメンテナンスマニュアルのように、膨大なデータを遠隔地へ転送することも可能です。また、設計者が高スペックのパソコンで作成した大規模3Dデータを、工場やオフィスの低スペックのパソコンで表示し、より巨大なデータから成る製品形状や製造情報を確認できるようになりました。さらに、グラフィックスボードへ最適に対応することで、自動車や半導体製造装置等の膨大な3Dデータから成る製品全体を表示して行う、デザインレビューの効率を上げることもできます。
ラティスは、主要XVL製品を2009年春より順次U-XVLに対応させる計画です。また、保守契約中のXVLユーザには無償でU-XVL対応の新製品を提供する予定です。ラティスはU-XVL技術により、3D基本性能をソフトウェア的に向上させることで、性能の低いパソコンでも3Dデータの活用を可能にし、製造業のコストダウンに広く貢献していく考えです。
用語説明
・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
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営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333
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