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ラティス、制御ソフトのシミュレータ「 Vmech 」の性能を大幅に改善 - 「 Vmech Ver.6.0 」で大規模装置の実機レス検証がさらに実用的に

2013年4月11日

2013 年 4 月 11 日 - ラティス・テクノロジー株式会社 ( 以下、ラティス ) は、、仮想メカトロニクスシミュレータ 「 mech 」 の性能を大幅に向上させ、大規模装置の制御ソフトウェアを実機レス検証する機能を充実させた 「 Vmech Ver.6.0 」 ( 以下、新バージョン ) を 4 月 11 日にリリースします。

製造業では、納期短縮とコスト削減に向けて、複雑化する製造装置の制御ソフトウェアを 3D モデルを利用して開発する手法が注目を集めています。 この背景には、半導体製造装置や生産設備では、駆動するサーボ系の軸を数十点装備し、エアシリンダやセンサのような I/O 系も数百点持たせることで、生産性の向上に取り組んできた結果、装置が大規模化しソフトウェアの生産性が低下したということがあります。

大規模装置の制御ソフトを 3D モデルを用いてシミュレーションする場合、そのモデルの表示や解析速度が十分高速でないと、実用的な運用は困難です。そこで、「 Vmech 」 では、超軽量 3D 技術 XVL の表示速度の高速性を最大限に生かし、かつ、干渉解析をマルチコアで並行処理する等、業界最速のシミュレーション速度を実現してきました。

これに加え、新バージョンでは、機構解析処理もマルチコア化し、更に搬送されてくるワークに特化した処理をすることにより、機構の軸数やワークの多い大規模装置のシミュレーション速度を約 1.5 倍高速化しました。この結果大規模装置の制御ソフトの実機レス開発が、さらに効率的になりました。

新バージョンでは、アクチュエータやセンサなどの仮想部品をライブラリ化する機能も提供しています。すでに提供されている機構モデルのライブラリ化と組み合わせることで、既存のモデルを有効に再利用できるようにすること、ユーザの利便性が格段に高まりました。

ラティスは 「Vmech 」 のシミュレーション性能を改善することで、大型化する製造装置や複雑な搬送設備の実機レス開発環境を提供、製造業の QCD 改善に貢献していく考えです。

♦ Vmech とは

メカ形状データを世界最高水準の超軽量 3D フォーマットである 「 XVL 」 で取り込み、仮想メカ・モデルを構築・機構動作をシミュレートします。メカトロニクス製品の制御ソフトウェアの開発を実機レスで行うことが可能な仮想メカトロニクスシミュレータです。マウスによる簡単な機構動作の設定や機構解析、また、アクチュエータやセンサなどダイナミクスのモデリング機能などを特徴としており、軽量かつパラメトリックな仮想メカ・モデルの作成を可能にします。Vmech 上の仮想メカ・モデルは、各種制御ソフトウェアと同期をとってシミュレーションすることが可能であり、実機メカ完成前に制御ソフトウェアの実機レス検証を行うことによって、開発期間の短縮、試作機コストの削減に寄与します。

※ リリース時点の情報です。


製品情報

名称 バージョン リリース日
Vmech Ver.6.0 2013 年 4 月 11 日

※ Vmech は 「 XVL Vmech Simulator 」 に名称変更しています。
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用語説明

・ XVL は、ラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・ その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

お問い合わせ先

当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333

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