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ラティス、大容量3Dモデルを使って作業者姿勢をリアルタイム評価 ~ XVLによる総合的なデジタル検証ソリューションを開発 ~

2016年4月21日

ラティス・テクノロジー株式会社 (本社:東京都文京区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下、ラティス)は、大容量3Dモデルを見ながら作業する人を、モーションキャプチャすることでリアルタイムに検証することを可能にした新たなXVLソリューションを開発したことを発表します。

ラティスの軽量3次元データ「XVL」は、世界レベルの基本性能を持つことから、3次元CADの大規模データを扱うソリューションの基盤として、国内外の数多くの製造業で採用されています。XVLは自動車のような部品点数が3万点に及ぶ製品でも、フルアセンブルした状態でパソコン上に軽快に表示できるので、試作レスのキーとなる技術として、その適用分野の拡大が期待されていました。

データ提供:トヨタ自動車株式会社



新ソリューションでは、モーションキャプチャで人の動きを取得し、XVLで表現されたヒューマンモデル上にリアルタイムに再現します。これまで見過ごされていた作業者の効率性や負荷を、容易に評価できるようにしました。デジタルモデルを利用することで、試作機のない早い段階から、作業者のあらゆる姿勢を評価することができます。また、取得したモーションキャプチャの動きは3DアニメーションとしてXVLに保存され、無償ビューワのXVL Playerで関係者と共有し、設計や作業工程の改善につなげることが可能です。

ラティスは次世代ものづくりITとして、CADでは解決できない問題を解決するという“CAD+1”というコンセプトを提唱してきました。”CAD+1”では実機を超えるデジタル検証の実現を目標としています。新ソリューションでは、点群を含む3Dモデルに、実際の人の動きも取り込むことで、これまで実運用が困難であった総合的なデジタル検証を可能にします。

新ソリューションは、5月20日(金)に品川で開催される「XVL 3次元ものづくり支援セミナー2016 東京会場」で紹介するとともに、5月25日(水)-5月27日(金)に横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2016 横浜」に参考出品致します。

《活用例》 作業者姿勢検討
作業者に無理な姿勢をさせていないか、安全が確保されているかの検証を、「XVL Studio Pro for MREAL」*による仮想環境と組み合わせることで、実機完成前に、検証可能です。

《活用例》 作業者姿勢検討

作業者に無理な姿勢をさせていないか、安全が確保されているかの検証を、「XVL Studio Pro for MREAL」*による仮想環境と組み合わせることで、実機完成前に、検証可能です。

作業者はバーチャル空間のXVLモデルを見ながら、その場に製品があるかのように組順に沿って作業姿勢を取ることができます。その動きをモーションキャプチャすることで、リアルタイムに3DのXVLヒューマンモデルに反映させることが可能です。

モーションキャプチャで取得した動きは、XVLの3Dアニメーションとしてデータ化されます。検討時にどのような作業姿勢や動きになっていたかを、データを持ち帰り自席のパソコンで再度確認ができるので、客観目線で検証することができます。


【お知らせ】 2016.4.22
・モノづくりスペシャリストのための情報ポータル『MONOist』に取り上げていただきました。(コチラ
・『日刊工業新聞』に取り上げていただきました。(コチラ

用語説明

* 「XVL Studio Pro for MREAL」はキヤノンITソリューションズ株式会社取扱製品です。
* 「MREAL」はキヤノン株式会社の商標または登録商標です。
* 「XVL」はラティス・テクノロジー株式会社の商標、または登録商標です。
* その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

お問い合わせ先

当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは、下記にお願いいたします。
ラティス・テクノロジー株式会社 技術コンサルティング本部 マーケティング担当 福原
TEL:03-3830-0333 E-mail:casual3d@lattice.co.jp

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