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プレスリリース
3D図面ソリューションを機能強化で帳票作成工数、大幅削減
2024年9月13日
ラティス・テクノロジー株式会社(本社 東京都新宿区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、XVLの3D図面ソリューションを構成するLattice3D Reporterの最新バージョン(以下、最新版)で帳票作成工数を大幅に削減する機能を強化しました。最新版は9月27日(土)に開催するラティス主催イベント『製造業DX×3Dセミナー2024』で展示します。
従来の製造業では出図された2D図面の切り貼りや転記を行い、各種帳票の作成に工数をとられているのが現状です。最新版では3D図面から従来の帳票に近い形で帳票を出力する機能強化を行うことで、従来の業務に比べて大幅に帳票作成工数を削減することができます。
【強化1】 図面ビュー毎に帳票シートを出力
3D図面の図面ビューごとに、「画像」と「図面ビュー」に登録されているPMI(注記・寸法など)」を、エクセルシート1シートに帳票出力することができます。現場では、使い慣れた2D図面での従来の帳票に近い形での運用が可能になります。
※図面ビュー:XVLにおいて、3D CAD(CATIA V5)での3D図面のビューの呼称「キャプチャ」に該当するもの。
【強化2】スナップショット毎に帳票を出力
設計部門が出力した3D図面から帳票を作成しますが、設計が登録したビューは異なるビューで後工程では帳票作成するケースがあります。そこで、XVL Studioで後工程に必要なビューをスナップショットに保存、それを最新版のLattice3D Reporterを利用することでスナップショット毎に帳票シートを出力できます。これにより、効率的に帳票を作成できます。
尚、2024年9月27日(金)にJPタワーホール&カンファレンス(東京都千代田区丸の内二丁目7番2号、KITTE4階、ホームページ:https://www.jptower-hall.jp/)で開催する、ラティス主催イベント『製造業DX×3Dセミナー2024』では、新機能を展示するとともに、製造業DXに取り組んでいる日立建機株式会社、古野電気株式会社、株式会社ジャムコの3企業様にお取り組みをご講演いただきます。
対応製品
- ・ XVL Converter Ver.21.1~
- ・ XVL Studio Ver.22.1a~
- ・ Lattice3D Reporter Ver.18.0~
その他詳細はお問い合わせください。
用語説明
■ XVL® について
「XVL」(eXtensible Virtual world description Language)は、XML(eXtensible Markup Language)をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスのXVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
■ ラティス・テクノロジー株式会社について
ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX時代を先取した「CAD+1」「Casual3D」「3Dデジタルツイン」の3つのコンセプトに基づき、軽量3Dフォーマット技術「XVL」 をベースとした様々なソリューションを開発・提供しています(企業概要)。
・XVL、3Dデジタルツインはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。
当プレスリリース関するお問い合わせ先
ラティス・テクノロジー株式会社 担当:福原
TEL:03-3830-0333