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3Dによる「問題点管理」で不良コストを削減 ~製品品質向上を支援する新・生技DXソリューションリリース

2025年3月31日

ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下:ラティス)製造業における試作工程で発見した現物の問題点を設計部門とリアルタイムに共有し、早期対策することで不良コスト削減を実現する生技DXソリューション「問題点管理オプション」(以下、新ソリューション)を2025年3月31日にリリースします。本ソリューションは5月16日(金)に開催するラティス主催イベント『製造業DX×3Dセミナー2025』で展示します。
※製造業DX×3Dセミナー2025公式サイト:https://www.lattice.co.jp/events/2025/0516-dxseminar2025

製造業を取り巻く環境は技術革新と顧客要求の高度化で大きく変化しています。企業は最新技術への対応力を強化するだけでなく開発期間の短縮や納期の厳守も求められています。設計部門では新製品開発時に試作工程(加工・組立・試運転など)で問題点を洗い出し対策を講じることで設計品質の向上を、一方、製造部門では納期内に高い製造品質を確保しながら安全性にも配慮した生産体制が求められています。しかし、課題の考慮漏れや対応漏れが発生すると量産開始後の初期歩留まりが悪化し、不良や手直しに伴うロスが多く発生しています。

本ソリューションは最新の設計XVLデータと問題点管理チェックリストを連携することで直感的で分かりやすい3Dチェックリスト作成を可能にします。現場ではタブレットやPCのブラウザを利用して3Dチェックリストを確認でき、作業中に発生した問題は、発生フェーズ(1次・2次試作、量産など)、分類(組付・寸法・性能など)、緊急度とともに共有できます。試作現場で発生する問題を3D上でその場で赤ペンチェックし、「何が問題なのか」「どこが問題なのか」という現場の生の情報をリアルタイムに3Dで分かり易く設計部門に共有できるので、部門間の物理的距離をデジタルでつなぐ事で効率的な問題解決を支援します。

「問題点管理オプション」で問題個所に赤ペンチェック
問題個所に赤ペンチェック

さらに、本ソリューションは次の3つの課題も解決します。

  1. 部品情報特定の時間短縮
    正確な情報把握に時間がかかっている課題に対して、3DやXVL ARを活用し、対象部品を選択するだけで、品番などプロパティ情報の迅速な把握と情報登録が可能です。
  2. 紙情報のデジタル化
    発見した問題は3D上にデジタル赤ペン登録ができるので、2D図面運用での視認性・直感性の課題や紙運用による情報共有の難しさ、保管問題などを解消します。
  3. 問題点起票情報の連携強化
    マルチデバイスと3D活用で、撮影した証拠写真とともにRedmineなどのツールに情報共有することで、情報精度の欠落を防止します。URLリンクの共有で、共有先でも簡単に3D情報を参照できます。
情報管理ツール「Redmine」での情報共有画面イメージ
情報管理ツール「Redmine」での情報共有画面イメージ

ラティスは、本ソリューションを含むXVLパイプラインを通じて、設計部門と生技・製造・サービス部門を垂直統合し、日々変化する設計情報を最新の3Dデータとして活用することで、確実な情報伝達を支援することで業務効率の向上を実現します。また、業務プロセスの統合によりビジネスの加速を実現し、ものづくり情報の収集・分析・活用によって、3Dデータをトリガーとする部門間コラボレーションを促進し、新たな価値創造を提供します。

製品情報

  • ・ 製品名称:問題点管理オプション (XVL Web3D Manager製品のオプション)
  • ・ リリース日:2025年3月31日
  • ・ 価格  :3,500,000円(別途消費税)
  • ・ その他特記事項:本オプションとは別にXVL Web3D Manager製品本体、及び、Redmineなど情報管理ツールが必要です。また、システム導入時は導入コンサルティング(別途費用)が必要です。

用語説明

・XVLとはラティス・テクノロジーが開発した、世界トップ水準の3D基本性能を持つ3D軽量化技術です。製造現場に蓄積された3次元CADの大規模データを活用するソリューション基盤として、国内外の数多くの企業で採用されています。

※XVLと3Dデジタルツインはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

■ ラティス・テクノロジー株式会社について

ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX時代を先取した「CAD+1」「Casual3D」「3Dデジタルツイン」の 3つのコンセプトに基づき、軽量3Dフォーマット技術「XVL」をベースとした様々な3Dソリューションを開発・提供しています(詳細:企業概要)。

当プレスリリース関するお問い合わせ先

ラティス・テクノロジー株式会社 担当:福原

ラティス・テクノロジー株式会社 メールアドレス

TEL:03-3830-0333

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