XVL について
設計情報を XVL という一貫したデータで全社活用し、3D 設計による全体最適を強力に推し進めます
XVL (eXtensible Virtual world description Language)
それは、ラティス・テクノロジーが開発し日本で誕生した
世界最高水準の基本性能を実現した軽量 3D フォーマット
XVL の強み
【自動車 1台分の 3D CAD データ:約 20GB → XVL データ変換後:約 250MB までファイルサイズを軽量化】
モノづくりのためのさまざまな情報を、3D 形状と結び付けて管理・閲覧・編集できる XVL フォーマット
3D 形状データと、モノづくりに必要な 「構成・属性データ」 を 1つのファイルに収めることができる XVL フォーマットは、その特長から、企業のネットワークやデータベースで全社的に活用ができます。
- 3D 形状
- 属性情報
- 構成情報
XVL の基本構造
「グラフィックプロパティ」 「製品構成ツリー」 「技術情報」 は、主に 3D CAD のデータを XVL のフォーマットに変換して格納する部分です。形状データは、「製品構成ツリー」 部分に含まれることになります。
「工程・分解ツリー」 「アニメーション」 「干渉・断面情報」 には、3D CAD 以外のツールで入力される 「モノづくりのためのさまざまな情報」 が格納されます (断面情報などには一部、形状データが含まれます)。
この構成・属性データは、XML 形式で格納されているため、柔軟に情報を追加していくことができます。
XVL フォーマットは、「3D CAD からの変換データ」 と 「XML 形式の構成・属性データ」、
2つのデータ特性を軽量化された 1つのファイルに収め管理できます
共通データプラットフォームとしての XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML (eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量 3D 表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVL を用いることで、3D CAD などで生成されたデータを数百分の1 にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な 3D データを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での 3D データ共有に最適な形式です。
現在、干渉チェック機能を搭載した DMU や 3D ビジュアル作業指示書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVL は世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。
3D データの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、組立検証、製造指示書作成、サービスドキュメント作成、メカトロ検証、生産設備検証などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CAD の普及により蓄積された 3D データの有効活用を目的に、XVL 製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
多くの企業で活用されている XVL
XVL を活用する多くの企業で、業務時間の短縮や品質向上、コスト削減などの効果を上げています。また、グローバル生産を行っている企業が海外拠点とやりとりをする際にも、軽量な XVL であれば、海外拠点ともネットワークを通じて 3D データを簡単に共有することができます。
視覚的に分かりやすい 3D データを互いに共有できれば、言葉の壁を越えたスムーズなコミュニケーションを図ることができます。
XVL は、製造業の各業務で必要とされるソリューションを提供し、さまざまな分野で活用されています。
XVL について