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社長挨拶

ラティス・テクノロジー 代表取締役社長 鳥谷 浩志 よりご挨拶を申し上げます。

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3D で世界を変える

当社は 3D データをネット上のコミュニケーションの手段にしたい、という思いで設立し、2022年10月16日をもちまして創業25周年を迎えることができました。これもひとえに皆様方の厚いご支援と温かい激励の賜でございます。 ここに心よりの感謝を申し上げます。

ラティス・テクノロジー創業時の夢は 「3D で世界を変える」 こと。精力的な研究開発の結果、世界トップレベルの軽量性と高い精度を持つ 3D 表現形式 ”XVL” の開発に成功しました。当社では、軽量 XVL 技術を利用して、「だれでも、どこでも、いつでも 3D」 という “Casual3D” というコンセプトを提唱しています。

産業界に 3D 設計が根付き、VR/AR といった技術が実用期を迎え、5G 時代の到来で通信容量も拡大しようとする今、主要産業における XVL の役割が急速に拡大し、「3D で世界を変える」 という夢に着実に近づきつつあります。

XVL は、今では、現地現物の双子となるモデルを 3D で表現する 3D デジタルツインに進化しています。3D 形状に加え、各種部品表、エレキ情報や機構、点群モデルをも包含し、実機を超える3Dモデル表現を実現してきました。軽量な 3D デジタルツインを利用すれば、「CAD の不可能を可能にする」 ことも可能です。

たとえば、VR 技術と XVL を統合して、現地の工場をスキャンして得た点群データの中で、CAD で作成された未来の設備とロボットが稼働する、といった現在と未来を統合したバーチャル工場を、あたかもその中にいるような臨場感で再現することができます。

VR で組立の作業性を検証する、 アニメーション付きの整備マニュアルを現場でタブレットにより参照する、3D パーツカタログを世界のサービス会社と共有するなど、多くの企業がビジネスプロセスの変革に成功しています。企業の根幹に XVL のパイプラインが敷かれ、蛇口をひねればどこからでも設計情報が取り出せ、それに基づいた仕事をすることで、DX が実現されていきます。

ラティスは今、「製造業 DX × 3D」を標榜し、製造業の DX (デジタルトランスフォーメーション) を 3D で実現するという気概で、生技 DX、工場 DX、サービス DX の 3分野の変革を実現するソリューション開発を強力に推し進めています。

XVL の世界標準化、3D デジタルツインと XVL パイプラインによる製造業や DX への貢献、3D 技術で世界トップでありつづけるための新技術開発への挑戦、先進パートナーとの提携による新市場開拓等、当社は常に挑戦しつづけるベンチャー企業でありたいと考えています。

2022年10月17日
ラティス・テクノロジー 株式会社
代表取締役社長 鳥谷 浩志

社長挨拶